一戸建ての購入時に意識するべき点とは?不動産業者に依頼する前に確認!
結婚や子どもの誕生などを機に、一戸建ての購入を検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、家は大きな買い物なので、金銭面やライフスタイルなどを考え、なかなか踏み切れないという方も少なくありません。そこでこの記事では、一戸建てを購入する際に確認するべきポイントや注意点について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
一戸建ての購入に悩んでしまう理由
一戸建ての購入に関する悩みは人それぞれ異なりますが、代表的な理由には次のようなものがあります。
たくさんの物件を比較しすぎて決められない
一戸建てを購入する方の多くが、複数の物件の内覧に行ったり、ホームページなどで比較をするでしょう。しかしハウスメーカーや工務店など建築会社によってそれぞれ特徴や強みがあり、なかなか決められずに悩んでしまうことがあります。そのようなときは、求める条件の優先順位を整理しておくことで、希望の住宅の方向性が見え、おのずと物件も絞り込めてくるはずです。
家族構成やライフスタイルの変化が気になる
一戸建てを購入することは、人生の中でそう何度もあることではなく、ほとんどの方が「終の棲家」としての購入を考えているのではないでしょうか。それゆえに、年齢や家族構成、ライフスタイルの変化を心配し、購入に踏み切れないケースもあるようです。「子どもの独立」や「親との同居」など、変化する可能性はさまざまありますが、予測することは難しく、考えていてもきりがありません。解決することは難しいですが、対処法としては、家族でよく話し合っておく、さまざまな変化に対応できるような住宅プランにしておくなどが考えられます。
経済的に不安がある
経済状況の悪化や国の制度変更、ライフスタイルの変化にともなって支出が増える可能性なども考え、経済的な不安を持っている方も多いでしょう。これらについても、明確にできることは少なく、将来的なことは誰にも分かりません。賃貸物件の家賃を払い続けることと、一戸建ての購入のどちらが自分にとってコスト面でお得になるのか、シミュレーションしてみるのもいいでしょう。
一戸建ての購入時に確認しておくべきポイント
次に、一戸建てを購入する際に確認しておいたほうがよいポイントを紹介します。
立地・周辺環境
通勤や通学の利便性、役所など公共施設の有無、スーパーや病院など、生活をするうえで欠かせない施設があるかどうか、などを確認しておきます。治安のよしあしはもちろん、人通りや交通量など、日にちや時間帯で変化することも考えられるので、事前に曜日や時間帯を変えて視察を行っておくとよいでしょう。また、市区町村などが公表しているハザードマップも見ておくと、自然災害の発生リスクを確認することができます。
面積
敷地面積が狭いと、駐車スペースや庭のスペースを充分に確保することができないため、子どもたちの成長や家族構成の変化にともなわなくなる可能性もあります。将来的なことも考慮して、敷地の広さももれなく確認するようにしましょう。
間取り
家の間取りについては、希望や理想がたくさんあるという方も多いでしょう。ライフスタイルを考慮し、現状だけでなく将来も視野に入れながら住宅選びができると、家族に合った間取りが見つけやすくなります。
予算
一戸建てを購入するとき、予算は最も重要なポイントともいえます。理想に近い物件が見つかったとしても、予算が見合っていなければ購入は難しくなります。予算を抑え過ぎてしまうとなかなかよい物件を見つけることできないかもしれませんが、自己資金や月々の支払額などを事前にしっかり確認してから、無理のない範囲で予算を決めておきましょう。
一戸建ての購入時の注意点
一戸建てを購入するときは、どんなことに注意すればよいか、チェックしておきましょう。
物件価格の内訳や諸費用を確認する
一戸建てを購入する際には、物件価格以外にも登記費用や手数料など、さまざまな諸費用がかかります。物件価格に含まれる項目と合わせて、諸費用についても事前に確認し、資金計画を立てておきましょう。諸費用は現金での支払いとなる場合が多いため、あらかじめ用意しておくことが大切です。
引き渡し時に不備がないかを確認する
引き渡し時に、新居に不備がないかしっかり確認しておきましょう。万が一、不備が見つかった場合は、担当者に修繕の依頼をしましょう。
一戸建ての購入は、大きな決断となるため、悩みや不安に思うことも多く、慎重になってしまう方も多いでしょう。まずは、家族でじっくりと今後の方向性について話し合い、理想の暮らしをイメージしてみましょう。その中で、譲れない点の優先順位を決め、それを基に理想と現実をすり合わせていくことが重要です。事前に確認すべきポイントを踏まえ、自分たちが納得のできる、素敵な住まいを見つけてください。