さいたま市で一戸建てを不動産購入するときのおすすめエリア
さいたま市は埼玉県の南部に位置する県庁所在地です。2001年5月に従来の浦和市・大宮市・与野市の3つの市が合併したことで発足した自治体で、都心へのアクセスが良いことからも市内で一戸建ての不動産を購入する人が多くなっています。ここではさいたま市で一戸建て購入におすすめのエリアを紹介します。
さいたま市は10の行政区で構成されているエリア
さいたま市は、西区・北区・大宮区など10の行政区で構成されている市で、西区は旧大宮市の西部、北区は旧大宮市の北部、大宮区は旧大宮市の南部エリアに該当する地域です。市域内には、JR宇都宮線・上野東京ライン・高崎線・湘南新宿ライン・南武線・埼京線・京浜東北線・東武野田線・埼玉新都市交通などの路線駅があり、都心部へのアクセス環境を高めています。
さいたま市で一戸建ての不動産を購入するとき、都心への通勤がある場合にはJR各線の路線駅近くが便利です。たとえば、池袋や新宿方面への通勤をされる場合は、JR埼京線の大宮から武蔵浦和駅間や湘南新宿ラインの浦和駅から宮原駅間がおすすめです。
東京や上野方面への通勤の場合は、JR京浜東北線の南浦和駅から大宮駅間や東京上野ラインの浦和駅から東大宮駅間などの駅を利用できる一戸建て不動産を選ぶことで通勤が楽にできるようになります。なお、大宮駅は埼玉県の玄関口となる巨大なターミナル駅、交通の利便性で選ぶのであれば大宮区がおすすめエリアです。
駅から多少離れていたり大宮駅で乗り換えをしてもよい、自然が豊富にある場所で生活をしたい人は、西区や桜区などのエリアを選ぶことで荒川沿いに面した緑や川などの自然が豊富にある地域に住まいを求めることが可能です。どのような生活スタイルを求めるのかで住まいの場も変わりますが、さいたま市は都市部と比べても土地価格が安いなどの魅力を持つエリアといえるでしょう。
さいたま市の土地相場を調べてみよう
さいたま市は東京23区に近いエリアでもあり、南部に隣接する戸田市や蕨市、川口市などから荒川を越えたら東京の北区や板橋区といった環境を持つ場所です。市域は10の行政区でわかれているのですが、2020年1月時点での土地不動産相場は、坪あたり34.2万円~132.0万円といわれており南部に隣接する川口市が坪あたり71.9万円・戸田市100.8万円・蕨市112.2万円です。
さいたま市の中でも土地相場価格が安いのは岩槻区の34.2万円、高いのは浦和区の132.0万円です。岩槻区は市域の東側に位置する行政区で、北側には東武野田線が通っていて南側は市域から外れますが、埼玉高速鉄道の浦和美園駅などの利用が可能です。岩槻区は自然が多く残る場所などからも、マイカーを利用している人などの中で自然を生活の中に取り入れたい人などにおすすめエリアといえるでしょう。
中央区は、JR埼京線の南与野駅や北与野駅、JR京浜東北線の与野駅やさいたま新都心駅などを利用できるエリアで、市域内にはさいたまスーパーアリーナがあります。大宮駅へのアクセスに便利な環境ですから市域の中では土地価格は高めとなっていますが、利便性を求めたい人などにとっては最適な環境といえます。
また、大宮駅の場合は駅から離れた場所から住宅地が広がる環境を持ちますが、中央区内にある路線駅の場合は駅近くから住宅地が広がるなどの環境の違いがあります。
旧浦和市もさいたま市の中でおすすめエリア
さいたま市の不動産を選ぶとき、桜区や浦和区、南区や緑区などの4つの行政区の中で住まいを求める人も多いようですが、この4つの行政区は旧浦和市に属するエリアで従来の浦和市は人口が多い場所としても知られていた地域、古くから住み続けている人も少なくありません。
ただ、長年住み続けていた家を売却して他のエリアに引越しされる人も多いため、一戸建て不動産を求めたいときなどおすすめエリアの一つになって来ます。かつては100坪近い土地に家があり、長年住み続けていたけれどもそれを手放す人もいますし、このような広い土地は価格が高くなるので3つなどに区分して販売を行う、購入時の負担も最小限に抑える形で新築の一戸建てを手に入れられるチャンスも出て来るわけです。
とくに、浦和区はさいたま市の中でも土地相場価格が高いエリアですから、売却するときにも有利です。なお、不動産を購入するときには現状のライフスタイルだけでなく将来のライフスタイルの変化にも着目することが大切ですし、住み替えのときのことを考えておくことも重要です。
土地価格が安いからといって購入してしまうと、売却時に高く売れないなどの可能性も決してゼロとはいい切れません。浦和区の場合は京浜東北線の与野駅から浦和駅間、宇都宮線の浦和駅などが利用できるため、東京方面に通勤される人におすすめエリアといっても過言ではありません。
さいたま市には10の行政区がありますが、市域の中でもおすすめエリアは浦和区もしくは中央区です。土地の相場価格は高めではありますが、都心部へのアクセス環境がよいことや将来売却するときにも有利などのメリットがあります。