家を住み替えたい!戸建てに住み替える流れや押さえておくべきポイント
家を住み替えたいと思う人もたくさんいるのではないでしょうか。たとえば、若い頃と年老いたときに住みたい場所も変わってくる人もたくさんいると思います。では、戸建てに住み替える方法や流れについて紹介したいと思います。
住み替えの流れ
住み替えをする場合は、売却と購入をほぼ同時にしなければいけませんね。先に買ってしまっても、もともと住んでいた家が残ってしまいますし、先に売ってしまったら、購入する間住む家がなくて困ってしまいます。ですが、同時といってもどちらかを先にする必要があります。では、両方の流れを紹介します。
家の売却の流れ
まずは不動産の査定をおこない、双方納得のうえ媒介契約を交わします。ここから売却活動が始まりますが、売り方や不動産会社によってもこの期間はまちまちです。買い手が決まったら売買契約、引渡しという流れになります。個人差はありますが、引渡しまでに6ヶ月くらいは平均でかかるので、あらかじめ理解しておくことで住み替えの手続きもスムーズになるでしょう。
家購入の流れ
まず物件探しをして、気になる物件があれば見学をさせてもらいます。気に入った物件であれば購入契約やローン支払い手続きをおこない、諸々完了すれば入居開始となります。家の購入は、住みたい物件さえ見つかれば、早いと1ヶ月程度で行うことが可能です。そのため家の購入をあまりにも早くしてしまうと、前に住んでいた家だけ残ってしまうので注意しましょう。
家を買うのが先か、売るのが先か
家の住み替えをする際、家を購入と売却どちらを先に進めればよいのか迷ってしまう方も少なくありません。実際、どちらが先にするべきかは依頼者の状況によっても違います。参考までに、先に購入した場合と先に売却した場合それぞれの特徴を紹介していきます。
購入が先の場合
購入を先におこなうメリットは、新居探しに時間を割くことができることです。さらに、仮住まいが必要にならないので余分な費用がいらないことや、引越しが一回で住むため効率が良いことも挙げられます。ただし、売却費用を新居の購入の頭金などに出来ないので、お金に余裕がある人しかできません。また、前に住んでいた家のローンが残っている人は二重ローンになる可能性があるので注意が必要です。また、売却したい日付がある場合、急いで売る必要があり、物件の値段が下がりやすいため、思ったよりも安く前の家を売ることになる可能性があります。
売却が先の場合
売却が先の場合のメリットは、資金の確保ができるため、そのお金で新居の購入資金にすることが可能であることです。また、売却に時間を割くことが出来るため、売却したいと思う金額で売ることができます。ただし、新居がなかなか決まらないなどタイミングによっては、仮住まいが必要になり、仮住まいのお金と引越し費用が余分にかかる可能性があるため、損をする可能性があります。
どちらが良いかは人によって違うので、どうしたいかあらかじめ決めておくことが大切です。ただ、初めて住み替えるという人は売却が先の方をおすすめします。理由は、先に売却した方が購入計画をしっかりと立てることが出来るからです。どれくらいで売却できるかで、次にどのような家に住めるかが変わりますよね。
もし、最悪のケースとして家が売れないということになると、二重ローンになったり、手元に入るはずのお金がないために計画が狂ってしまう可能性があります。お金がないために、破産をしてしまったり、生活に支障をきたしてしまうなど、不安要素が高くなるため、売却が決まっていないのに先に家を購入することはあまりおすすめできません。もしお金に不安がある人や住み替えが初めてという人は先に売却を進めましょう。
住み替え時に注意すべきポイント
マンションから戸建てに住み替える場合は土地を所有できるという点が違います。土地は建物と違い、経年とともに価値が下がりにくい資産となります。そのため、住み替えで自分の資産にしたい場合は出来るだけ土地の価値が高い家に住むようにしましょう。
また、戸建てはマンションと比べると維持費が安い傾向にあります。マンションだと管理費、修繕積立金、駐車場代、駐輪場代など戸建てにはない費用がかかりますが、戸建てであればそういった費用は必要ありません。また、将来的に立て替えなどが出来るので自分の子どもや孫に引き継げる財産にもなります。
ただ、マンションよりも光熱費などが高くつきやすいことは覚えておきましょう。戸建ては基本的にマンションよりも面積が広いため、電気代、水道代等が上がる可能性がるのです。いきなり光熱費が上がって驚かないよう、戸建ての平均光熱費についてあらかじめ調べておく必要があります。
また、管理人などがいないため、修繕や掃除はすべて自分で行う必要があります。たとえば壁の塗り替えをする際は自分で業者を決めて自分たちでお金を払います。このように住みながら修繕費などもかかるので、貯金は必要といえるでしょう。
戸建ての住み替えについて、流れやポイントを紹介しましたが、いかがでしたか。住み替えが初めてでどうしたらいいか分からないという方は、ぜひ参考にしてくださいね。そしてこの記事が、満足いくような新しい家を見つけるきっかけになれば幸いです。今後住み替える予定がある人は失敗しないように出来るだけ前もってお金などの準備をしておいてくださいね。